GO!GO!GO!

2010.3.31_レポート26_最終回

この時計は、今回店名で使わせて頂いた“GO!GO!GO!”を書いた西崎君の描いた時計の絵を、本物の時計に加工した商品です。まだ店が開く以前、商品開発会議を重ねていた時期、ご両親が広告の裏に描かれた時計の絵を数枚持ってきてくれました。
父：「何故か、広告の裏に“とけい”と描くんですよ…。」
ハートアートのメンバー：「それ面白いじゃないですか！このまま時計にしましょうよ。」
とアイデアは即決し、この商品は完成し販売されました。
７つのワークショップと６つのトーク。４回に渡る商品開発会議と、嵐の様な１ヶ月でした。
しかし、普段の買い物とは違った感覚で少し丁寧に、“モノ”を見、作った人を想像したり、その商品にまつわる物語を聞いたり出来る、「ここにしかない」に出会えるお店になったのではと思います。
本日、GO!GO!GO!は閉店しました。合わせてGO!GO!GO!ブログの更新も終了します。今後は、一先ずGO!GO!GO!の記録誌作成に向けまとめの作業を行います。記録誌につきましては、完成後アートリンクセンターブログにて紹介します。

１ヶ月間、ご愛好ありがとうございました！(ハート・アート・おかやま一同)

レポート(湯月)

2010.3.30_レポート25

いよいよ残すところあと一日になりました。少しずつ知名度も上がり、リピーターも増えて来たこのタイミングで閉めるのはもったいない！との声を受けたり、次につながる様々な提案を受けながらの閉店です。

今日は、ダジャレターの友實くんのお母さんと妹さんが来てくれ、色々とお話しました。先日のワークショップで書いた手紙には、すぐに返事が来て、大変好評だったこととや、今日、妹さんはツギウサソックスを履いていて、お気に入りだということなどなど。紺色のソックスは、刺繍の色が赤とか紺とだいたい決まっていて、“ピンクと緑のうさぎ”は可愛すぎる！と絶賛でした。漠然とイメージしたものが形になり、使った人の反応が返ってくる喜びを感じました。いよいよ明日で最終日。最後まで気をゆるめず、事故なく頑張ります！

≪関連レポート≫
・レポート14_ツギウサソックスの紹介
・レポート18_ダジャレターWS

レポート(湯月)

2010.3.29_レポート24

GO!GO!GO!商品の中で、店に置いて即完売した商品と言えば“隠岐ノ島産あじといわしのみりん干し”。みりん干しを含め、アゴ(トビウオ)ダシ、ワカメのふりかけも良く売れます。これらの商品を選び、送って頂いた隠岐西の島の松新さんがGO!GO!GOに来られました。お仕事で隠岐の島から出られた際、立ち寄ってくれたのですが、商品を送ってくれた方がこうして店に来てくれることは嬉しいです！今回、本当に沢山の方の協力で商品が集まっています。
商品を作った人。(作り手)
その商品を、岡山(僕たち)に繋げてくれる人。(繋ぎ手)
GO!GO!GOで販売する人。(売り手)
なんだか解らない店に来て、ついつい買って帰ったお客さん(買い手)

沢山の人の“手”を渡り、ひとつの物が誰かのもとに渡っていくのだとしみじみ思う今日この頃です。

≪関連レポート≫
・レポート03_隠岐のみりん干し

レポート(湯月)

2010.3.28_レポート23

3月7日から計4回続けてきた“瓢箪から駒”(実は商品開発会議)も最終日を迎えました。今日は、テキスタイルを素材に作品制作をしている方に来ていただき、前回に引き続き福祉施設から大量に出ててくるさおり織りのハギレをテーマに語りました。そこで、実際に手を動かしながら、物をつくりながら考えたいという意見が出ました。と、言うことで、早速来月、これらのハギレを使ったワークショップを企画することになりました。

また、他の福祉施設からは、作州絣(さくしゅうかすり)という岡山の伝統文化を使った名刺入れなど持ってきていただきました。津山で発達した絣の技術も、今は後継者不足が問題となっている様です。「商品開発はこれからも続けていこう！」という声が出ています。一先ず来月のワークショップで、“ハギレ”は何かの形になるのか？それともならないのか？アートリンクセンターブログで追って報告します。

≪関連レポート≫
・レポート07_瓢箪から駒第1回
・レポート13_瓢箪から駒第2回

レポート(湯月)

2010.3.25_レポート22

本日は講座最終日。西村隆彦さんによる“コミュニケーションの余裕をつくるデザイン”が行われました。西村さんは、福岡での学生時代、第２回講座でお話して頂いた樋口さんの“工房まる”の展覧会企画や商品開発、印刷物のデザインに関わっていました。西村さんが当時デザインしたカレンダーは、絵の裏面に作者のエピソードがぎっしり書かれていたり、絵と日付が切り離れていて、気に行った絵を好きなだけ楽しめたりと、仕掛けがあるのです。そうした仕掛けは、“作り手”と“買い手”の間に会話が生まれるな…と。また、“工房まる”では2004年からいち早くブログを取り入れようと提案。他のメディアを通さず、自らの言葉でプロジェクトを語る事の重要性についても話てい頂きました。後半は、円卓を囲み和やかな雰囲気でのディスカッション。加藤種男さんから始まった今回の講座。経済、福祉、地域、歴史、芸術、デザインetcと、言葉でくくってしまうと独立してした単語になりますが、どのお話の中に共通する“何か”があり、そのグレーゾーンの中にこれからの可能性があるのだと思いました。これらの講座を受け、今後の活動がますます楽しみになってきました。岡山頑張ります！

《関連ワード》
・Blanket Design(西村隆彦さんと遠藤綾さんによるクリエイティブユニット)

レポート(湯月)